3・1節(サミルジョル)

 「3・1運動」もしくは「3・1万歳運動」とは、日帝強占期にいた韓国人が日本の支配に抗議して1919年3月1日に独立を宣言して、非暴力的に万歳を唱えることで独立を目指した運動です。

 独立を宣言したのは、天道教やキリスト教、そして仏教の指導者ら33名でした。民族を代表して独立宣言書を読み上げ、万歳三唱をした後に、独立宣言書を2万1000枚印刷し、天道教、キリスト教の組織網を通して朝鮮半島の13年に配布したと言われています。

 これをきっかけに独立を求める万歳運動は急速に全国に広がりました。3ヶ月間で202万3089人がこの運動に参加して、運動回数は1542回あったとされています。

 この全国規模の運動に対し、日本は武力行使をもって弾圧を行ないました。その結果、死亡者7509人、負傷者1万5961人、逮捕者4万6948人が出るほか、家屋715戸、教会47堂、学校2校が燃やされたと記録されています。

 

3・1運動の独立精神を受け継ぎ、民族の団結を深めると共に、国民の愛国心を涵養、また 韓国民の崇高なる自主独立精神を永遠に記念するため、韓国政府は1949年「祝日に関する法律」を制定 ・公布して、この日を「3・1節」祝日として定めました。

 「3・1節」は、8月15日の光復節(クァンボッチョル)、10月3日の開天節(ケチョンジョル)と並ぶ韓国の3大祝日の1つとなっています。

 毎年3月1日が来ると、韓国では町のあちこちに韓国の国旗である「太極旗(テグッキ)」が翻り、独立万歳運動を導いた民族代表33人をはじめ、独立運動で殉死した人たちを追悼・哀悼する記念行事が行われます。

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